「タンスにへそくりをしているだけでは100万円以上損する可能性がある?」
へそくりもやり方によっては効果を倍増することが可能になるかもしれません。
当記事ではタンスへのへそくりがなぜ損になってしまうのかを解説。
- 目的別の効果的なへそくりの貯め方
- お金持ちが実践している考え方
- 今からできるへそくり活用術
このあたりのポイントを当記事では徹底解説していくので、最後まで参考にしていただけたら嬉しいです。
50代専業主婦のへそくり金額の平均値94.1万円はタンス10年で約50万円の損

へそくりをただ単にタンスに入れておくだけだと、損をしてしまう可能性があります。
それは一体なぜなのかをここでは解説していきます。
現金は最も損をするお金の管理手段

現金が最も損をするお金の管理手段だとあなたはご存知ですか?
「いや、損しないでしょ?」と思っているかもしれませんが、現金の1番の欠点は気付かないうちに損をしてしまうことなんです。
上記画像は2019年〜2021年4月までの2年間の運用実績ですが、プラスになっています。
毎月一定金額を積み立てていくだけで、保険料が引かれていくのと同じ感覚です。
難しいことは何もしていません。
個人的に難しいトレードをすることもありますが、基本的には毎月積み立てるだけの投資にしています。(手間が掛からないので)
現金以外に回すことで、資産効率は格段にアップ
先程の例のように、現金以外の資産にお金を回すことで、へそくりの資金効率は格段にアップします。
「でも、さすがに怖い・・・」
そう思う人は少なくないでしょう。
ただ、私はいきなり全額を投資するように言ってるわけではありません。
- へそくりの一部を運用に回す
- 現金以外の資金の増やし方を知る
- より効率よくへそくりを増やす
この手順をおすすめしています。
具体的な手順は後ほど解説しますが、あくまでへそくりの一部だけを運用して、「資産が増える感覚」を掴むことが大切です。
10年で資産1.5倍はそれほど難しいことではない
アメリカの株価指数などを見ていますと、10年間で1.5倍は余裕でクリアしています。
10年間で1.5倍はそれほど難しいわけではないんです。
- 平均値94.1万円をタンスに入れた場合→資産はそのまま
- 平均値94.1万円を10年間運用した場合→150万円ほどは狙える
となると、約50万円損をしているということになります。
タンスに入れていても、金額そのものが減るわけではありません。
ただ、見えない損をしてしまうんです。
では、お金持ちの真似をどうやっていけばいいのか?
ここからはゆっくりと丁寧に「お金持ちの人のやり方」をお伝えします。
・へそくり自体は悪いことではない
・お金持ちのやり方を真似することで、さらにへそくりは増える(お金がそれほど多くなくても、実践可能)
へそくりを堅実に増やしてる主婦のあなたが入れておきたいお金持ちの知識

へそくりを堅実に増やしているあなたなら、お金持ちの知識でさらに資産は増やせます。
「へそくりが増える」=「増やしたへそくりを浪費していない」わけですから、かなり堅実です。
そんなあなたに、「お金持ちの知識」が加われば、さらにへそくりが増えていくはずなので、ぜひ検討してみてください。
現金以外の保有手段を多数持っている
お金持ちは現金以外の保有手段を多数持っています。
その理由は簡単で、現金よりも増えていくから。
アメリカの株価のように長期的に成長していくものに投資するだけで、資産の増え方は大きく変わっていきます。
【過去のNYダウの推移】

上のグラフで、リーマンショックはどこにあるかわかりますか?
100年1回の金融危機と言われたリーマンショックですが、どこにあるのかわからないぐらいになっています。
2006年の右側にある若干のへこみがリーマンショックなんですが、その後じわじわ上昇。
過去30年ほど見ても、継続的に上昇しているのがわかります。
お金持ちはこれを知っているので、現金以外の保有手段を多数持っているんです。(株や不動産など)
ポイントカードを持たない
私も今でこそポイントカードを捨ててしまってますが、最初は勇気がいりました。
ポイントカードはお得に感じてしまうわけですが、お金持ちはポイントカードをほとんど持っていません。
「お金持ちだから、持ってなくてもいいんでしょっ!!」と私も思っていましたが、違いました。
【ポイントカードを持たない方がいい理由】
コンビニやスーパーがなぜポイントカードを発行しているかわかりますか?
当たり前の話かもしれませんが、店が儲かるために発行しています。
ポイントカードを配れば、最終的には利益に繋がると考えているからですよね?
お金持ちの人はそのようなカードを作りません。
主婦のあなたにおすすめな1:1のへそくり管理戦術

へそくり管理戦術としては
- タンスへそくり:資産運用口座へそくりに1:1で割り当てる
- 資産運用をさらに3つに分ける
- 長期間継続的に運用し、短期の損益を見ない
この3つがポイントになります。
タンスへそくり:資産運用口座へそくりに1:1で割り当てる
タンスへそくりもいいんですが、それだけだと資産を増やしきれません。
お金持ちはいろんな手段で、資産を持っているわけですから、それをも習って資産運用口座へも半分割り当ててみるのがこの記事の戦略です。
- タンス預金と資産運用口座へそくりを半分ずつにする
- 資産運用を少し経験してみる
- 長期的に資産が増えていく経験を積む
本音を言いますと、へそくりが「将来の生活のため」なのであれば、全額運用口座に移してもいいぐらいです。
ただ、いきなり全額運用するのは少し怖いと思いますので、50%ずつという数字にしています。
割合は特に問題ではありません。
大事なのは現金以外の資産を持つ経験を積むことです。
資産運用をさらに3つに分ける
資産運用に30万円回せるとしたら、さらに、10万円×3つに分けます。
その金額を半年間毎月ちょこちょこ投資です。
② 50万円を3つに分ける(17万円×2+16万円)
③ ②の金額を半年間ちょっとずつ運用に回す(毎月2万円〜3万円程度)
運用は1万円からしかできないので、最初に投資した後、1ヶ月飛ばしで運用しても構いません。
一気に投資するのはおすすめしませんが、少しずつなら資産を増やしつつ、投資金額を積み上げていくことができます。
長期間継続的に運用し、短期の損益を見ない
「気絶してた人が投資で最も運用益を出していた」なんて話があります。
私も運用歴がそこそこ長くなってきたんですが、この言葉を最近は痛感していて、損益を見てトレードすると、運用額が減った時に売ってしまいがちです。
正直、「ほっとけばよかった・・・」と思うことがほとんど。
- 5年〜10年の長期的なスパンで運用する
- 損益を細かく見ない
- マイナスとプラスを繰り返しながら、資産が増えていくことを押さえておく
老後の資金を現金のまま持っておくことはあまりいい戦略とは言えません。
数ヶ月後に自分のご褒美を買うためにへそくりしているなら問題ありませんが、将来のためにへそくりをしている場合は資産運用した方がいいパフォーマンスを出せる可能性は高いんです。
おおよそ+30%ほどになっています。

50代投資初心者主婦が65歳までに老後資金2000万円貯める道のり
老後に向けた資産形成を始めたい人向けの記事です。
50代からでも65歳までに老後資金2000万円を貯める方法をまとめています。
長期的に運用したい方向けの記事です。
へそくり積立運用術!10年で1000万円貯める具体的方法
少額からへそくり運用を始めたい方向けの記事です。
上の記事とは違い、老後2000万円が目標ではなく、小さく運用を始めることが目標になります。
具体的な手順をまとめてますので、2つの記事に目を通して、お好きな方をどうぞ!
主婦のへそくりは運用するとバレる?ほぼバレない理由

タンスにしてようが、証券口座にしていようが、そこまで変わりません。
今はスマホもありますし、個人のメールアドレスもあります。
- メールアドレスを別に分ける
- 電話番号はスマホがあるので、問題なし
- 通知設定をしないようにすればいいだけ
いざという時には「便利でお得だから口座を作った」ということを伝えれば、ほぼ問題にならないでしょう。
それよりも一刻も早く資産形成した方が将来的に楽になります。
実際に運用して運用液が出れば、かなり気分はよくなるもの。
タンスにへそくりをしてバレてないなら、運用に回してもほぼバレません。
もし、へそくりの目的が老後資金のためなのであれば、長期運用した方が資金効率が上がりますよ。
まとめ:主婦のへそくりは「貯め方」と「増やし方」の両方が揃って、最強になる!

へそくりは目的に応じて、タンスにしまっておくか運用するかしないと気付かないうちに大損してしまっている可能性もあります。
- 今すぐ使うお金:タンスで管理
- 老後のためのお金:運用した方が資金効率がいい
長期でへそくりする場合は運用に回した方がいいのはこの記事で書いてきたとおりです。
お金が増える場所にお金を回して、へそくりを効率よく増やしていきましょう。